QOL(クオリティ・オブ・ライフ)は、「生活の質」のことであり、ひととして満足のいく自分らしい生活をおくれるかといった尺度として言われてます。

 医療の現場でも、QOLという概念は導入されており、治療中~治療後を通じて「患者さんが満足感をもって生活を送ることが出来るか」を計る基準として用いられています。

「QOLを維持する」「QOLを向上させる」といわれます。

 以前わたしは、十二指腸狭窄で入院していました。その際、外科の先生から「QOLを考えたら十二指腸を切除し、空腸を胃につなげる方がいいい」といわれました。この時は、わたしが強引に内視鏡バルーン拡張術を試して欲しいと押し切り、今に至っています。そして十数年経過していますが、十二指腸は無事です。健在です。

 話はそれましたが、生活の質を考えた上での治療ということになります。それは予後の生活も視野にいれたものです。