2015年にアタラが電通プロモーション・デザイン局の協力のもと構築した、あらゆるヒトとモノがつながるネットワーク時代に対応した新しい消費行動モデルのことです。

 これは、従来のAISAS(2005年に電通が発表したインターネット時代の新しい消費行動モデル)を縦軸にとり、横軸に消費者同士によるインターネットを介した広告・プロモーション等の情報拡散の流れが置かれています。

 AISASモデルって?

 

「広めたい」DUAL-AISASの横軸

 横軸は、今までの「買いたい」AISASのAttention(注目)のまわりを回る、「情報拡散モデル」です。

AISASが登場してから10年ほどたち、消費者を取り巻く環ネットワーク境が大きくかわりました。スマートフォンやタブレットなど、消費者が手軽に自分の持つ情報をSNSやアプリを通して発信できるようになったことです。

SNSなどの「いいね」や「シェア」「フォロー」など様々な形で情報の拡散が起こっています。消費者は情報を拡散するだけでなく、そこに自身の思ったことや感じたこと等を付記して発信します。

一人が発信したことは複数の受信者に受け取られ、更にまた拡散されるという形です。

これは、今までのマス広告に匹敵する力があるのです。

 まとめ

ネットワーク環境が急速に進んだ現在、DUAL-AISAS横軸の「広めたい」という情報拡散モデルを無視することはできず、NSマーケティングやコンテンツマーケティングなど各段階に応じた対策が必要です。

この情報拡散モデルを使えば、小さな店舗でも個人事業主でもマス広告に匹敵するほどの宣伝販促効果を得られる可能性があります。

 昨今、youtubeやSNS等への動画コンテンツの配信が急激に増えてきました。動画は文字や写真よりも「伝える力」が極めて高いです。しかもテレビCMに比べて格段に安く製作できるため、自社やお店の広告、商品・サービス広告、また求人広告と様々な形で取り入れられています。動画コンテンツを交えての情報拡散モデル構築が極めて大切になっていると感じます。

動画広告の現状(2015年・2016年)

マズローの法則(マズローの欲求五段階説)と「顧客ニーズ」の関係

AIDMAモデルって何?